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映画の街

ロッカインペリアーレは豊かな自然に囲まれた歴史ある街です。夏場は、旧市街地からほど近い海岸線で海水浴を楽しむこともできます。

中世のロッカインペリアーレは交通の要衝の街として栄え、同時に外部からの侵略・包囲の脅威にさらされました。例えば、1644年にはトルコの侵攻により市内の大部分が焼失の被害にあっています。

街の周辺はレモンの産地として知られ、独特の香りを持つレモンが栽培されています。毎年8月に開催される詩の祭りは、街の歴史を今に伝える重要な文化行事として大切に保護されています。

すでにこのマガジンで紹介した、IGP認定を受けたロッカインペリアーレのレモンはこの街の名を有名にしていますが、実は「映画の街」として密かな人気も誇ります。

ロッカインペリアーレは、その街並みと周辺の豊かな自然がイタリア国営放送作成のドラマなどの撮影の舞台として使われました。このドラマの監督は、青空映画村と呼んでこの風光明媚な土地を愛しました。

ロスアンゼルスでも高く評価されたこの監督は、プピ・アヴァティ。ロッカインペリアーレは、抒情的な宗教観溢れる作品制作のため選ばれたロケーションの地となり、イタリアの南北問題に南伊の現状を絡めた複雑なテーマが高く評価された Le nozze di Laura もこの街を舞台に作成されました。

のべ400万人以上を動員し、興行的にも成功を収めたこの作品に度々登場するロッカインペリアーレの街と近郊の風景は、作品を鑑賞した人々の胸に深く刻まれ、作品公開から5年が過ぎても、映画の舞台となったロッカインペリアーレを訪れる人が絶えるどころか年々その数を増しています。映画の舞台となった街とその歴史をより知る為、毎年数千人の観光客がロッカインペリアーレを訪れています。 

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