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アドベンチャー:ポッリーノ国立公園

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アドベンチャー:ポッリーノ国立公園

カラブリア州コセンツァ県からバシリカータ州にかけてをテリトリーとするポッリーノ国立公園は、イタリア最大の面積を誇ります。

1993年に国立公園化したおよそ192000ha内に56の市町村が存在し、約17万人が暮らしています。

公園のシンボルと言えば、ボスニア松の一種・ロリカート(Pinus leucodermis)でしょう。樹齢1280年以上と言われるこの樹々は、この地域でしか生育できない大変特殊な植物です。

東はイオニア海から西はティレニア海まで、広大な面積を擁するポッリーノ国立公園は、イヌワシの生息地として有名で、またノロジカなど多くの野生生物が生息しています。

公園は3つの山系から成ります。まず、2300m級のポッリーノ山を中心とする内陸部。2つ目はカンポテネーゼ平原を境に、まだ人の手が入らない自然が広がる南西部のオルソマルソ山を中心とする地域で、この辺りは年間を通じて豊かな水量を湛えるアルジェンティーノ川とラオ川に支えられた美しい緑の丘陵地帯が続きます。

最後に1900m級のアルピ山を中心に地質的に異なる山脈がそびえる北部地域は、独特の気象条件と豊富な水量が肥沃な土地を作りました。

バシリカータ州側で最も重要な川はシンニ川でしょう。一方カラブリア州側はラオ川です。

ラオ川はバシリカータ州内でメルキューレ川として発生し、バッテンディエロ川と名を変えた後に再び名を変えてラオ川となります。ラオ川流域は、南伊で最も自然が守られた地域として知られています。

ポッリーノ山系で最も有名なのが周囲を豊かな自然が覆うラガネッロ渓谷でしょう。渓谷ではラフティングやキャニオニングが盛んで、イタリア中のファンが訪れます。

公園内には4つの自然保護区域があり、41の種の保存区域(SIC)、5つの鳥類特別保護区域(ZPS)を含みます。一見人を寄せ付けない厳しさを見せる公園域の自然は、一方で自然と共に生きる人々の生産活動を内包する優しさと豊かさを秘めています。

www.parcopollino.it

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