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DOP・コセンツァ産イチジクは、

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DOP・コセンツァ産イチジクは、

DOP・コセンツァ産イチジクは、州を代表する農作物です。特にクラーティ谷のエリアは、その微小気象帯がイチジクの生産に大変適していることから、一大生産地として有名です。

丘に囲まれ、イチジクの生育適温に恵まれたコセンツァ県内に位置するこの一帯では、海抜0m地帯から標高800m程度に畑が作られています。

 

乾燥イチジクに加工されるのは、ドッタート(Dottato)と呼ばれる品種です。この品種は樹に実を付けたまま、ある程度乾燥させることが出来、乾燥加工に向いているとされています。

雨に耐え、イチジクの受粉を助けるバラストファガの害にも強いことが特徴です。

 

乾燥加工後は、他品種よりも肉厚で、柔らかく、白く美しい形を保ちます。糖分が多く、保存に向く品種で、このような特徴から、DOP(原産地呼称保護)を受けています。

 

収穫に至るまでの方法は、非常に明確に定義されています。

果実の収穫は、目標となる熟し具合に至るまで行われません。収穫の目安は、皮が緑色から黄色~ベージュほどの色合いに変わった頃で、この頃のイチジクは、すでに39%~43%の水分量しか含有していません。この段階のイチジクは、地元でパッスルーニと呼ばれています。

 

収穫は8月から10月にかけて手作業で行われ、収穫後、イチジクは乾燥加工されます。

乾燥は現在でも伝統的な方法が採用されていて、直射日光下にカニッツェと呼ばれる葦を編んだ板の上で、3日~7日かけて行われます。

 

この他に、プロテット(防御)と呼ばれる方法もあり、こちらはガラス製で室温50℃以下に保たれた専用の部屋で5日間かけて行われます。

真水を使った洗浄などを経て、乾燥イチジクが出来上がります。

 

約1㎏の乾燥イチジクを得るには、約3㎏の生イチジクが必要とされています。

 

DOPコセンツァ産イチジクは、保存可能期間が長い特徴もありますが、特に直射日光の当たらない涼しい場所で管理すると良いでしょう。

 

地元には、クロチェッテと呼ばれる加工方法があります。これは、開いた2つの乾燥イチジクを十字架の形に並べ、中にクルミやアーモンドなどを入れてサンドイッチしたもので、成型後にオーブンで焼いて仕上げます。このほか、枝で串刺しにするトレッチェと呼ばれる加工方法もあります。

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